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  • 2018.07.29

7月29日(日)に産婦人科専門医 吉形玲美先生による大人の女性の健康セミナーが 愛知県名古屋市にある「ミッドタウンクリニック名駅」において開催されました

ヘアアレンジで心も変わる!大人女性の髪の悩みにアプローチ
産婦人科専門医・吉形 玲美医師           

更年期、妊活、生理不順など、ゆらぎやすい女性の身体のホルモンマネージメントを得意とする 産婦人科専門医 吉形玲美先生のセミナーに参加してきました!

女性ホルモンの減少によっておこる症状は思っていた以上!?

まず語られたのは、大人女性の様々な不調の原因について。「女性ホルモンが減るから」ということはもちろん知っていましたが、女性ホルモンが「脳」からの指令で卵巣から分泌されるものであること、分泌量が少なくなっても、脳は女性ホルモンを「出せ出せ」と指令を送り続けるということなど、知らない情報も満載。また、女性ホルモンの減少によっておこる症状は思っていた以上に多岐に渡っていて、物忘れやうつ、腰痛、肩こり、頭痛などにもつながるというのは意外でした。メタボ気味になるとか、肌が乾燥してシワが増えるとか、すぐに疲れるとか、そういうのは漠然と「年だから」と思っていましたが女性ホルモンの減少も原因だったんですね。

更年期対策できる人・できない人の違いは?簡単対策も!

ショックなことのようですが、減った女性ホルモンは、食べ物やサプリメントなどで補うことができるそうです。「更年期には大豆がいい」という話は聞いたことがありましたが、個人的にはそんなに信じていなかったのですが、半分は正解なのだそうです。

簡単にいうと、「3人に1人は、大豆で更年期対策ができる」ということ。大豆食品を食べたときに、腸内で女性ホルモンに似た成分「エクオール」を作れる人と、作れない人がいて、作れる人は、大豆を毎日、納豆1-2パック程度食べれば、減った女性ホルモンのはたらきを補えるそう!

作れない人は、その女性ホルモンに似た「エクオール」をサプリメントで補うことができるし、症状が重い人はホルモン補充療法という治療の選択肢もあるので、まずは自分の体質を調べて、食品でできる対策から始めるというのは簡単でよさそうですね。

その他、「大人女性の味方」ということで、エクオール以外にもいろんな成分や食材が紹介されていました。記憶に残ったのは、「ビタミンD」、「ビタミンE」、「ラクトビオン酸」。食材では、鮭、アボカド、ナッツ、シソ、生姜、そして納豆!大豆だからということだけでなく、発酵食品もよいということで、吉形先生のおすすめナンバー1はどうやら納豆のようでした。

「大豆を食べても無駄ですか?」 吉形先生の答えは・・・

質問コーナーで、「エクオール検査で、エクオールを作れないとわかったら、大豆を食べても無駄ですか?」と質問された方がいらっしゃいましたが、私もちょうど気になっていました。「大豆から女性ホルモンのはたらきを補うことはできなくても、大豆には他にも「レシチン」など女性に嬉しい成分が豊富なので、やっぱり摂られた方がよいですよ」と吉形先生。

ちなみに、今回のセミナーは、名古屋駅から専用通路で直結のJPタワーの中にある、「ミッドタウンクリニック名駅」というクリニックのセミナールームで行われました。セミナー終了後、希望者向けに内覧もできたのですが、クリニックとは思えない、ホテルみたいに綺麗でゆったりとした施設でした。人間ドック、健康診断については、男女で待合室が別になっているし、検査スペースもほとんど男女別でした。検査着の下はノーブラなので、まわりが女性だけっていうのは嬉しいですね。
吉形 玲美医師
内覧で私と同じグループにいらした2人組は、早速ここでエクオール検査を受けようか、とか、どうせ毎日大豆食べると思えないから私はサプリだわ、と盛り上がっていました。私はひとまず、スーパーで鮭とシソと納豆を買って帰りつつ、「エクオール」を検索します。